歯科衛生士は感染リスクが高いと言われているけどなんで?歯のクリーニングってそんなにリスク高いのかな?
そんな疑問にお答えします
矯正歯科・訪問歯科・一般歯科での経験がある歯科衛生士のみこです
ニューヨークタイムズでは職業別で歯科医師、歯科助手を押さえ歯科衛生士が感染リスクが高い職業1位に選ばれています

歯科医師の方が絶対感染リスクが高いよ!

もちろん歯科医師・歯科助手さんの感染リスクも軒並み高いです
ではなぜ新型コロナウイルスの感染リスクの高いといわれているのか。
それはズバリ歯科衛生士の仕事が歯科医師と歯科助手のハイブリッドだからです。
では実際にどんな仕事をしているのかをお伝えします
▽今からでも遅くない!休診してない歯科衛生士の感染リスク予防▽
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歯科衛生士の国家資格の範囲で行える主な仕事内容としては3つ
- 予防処置
- 歯磨き指導
- 歯科医師のアシスタント
しかし、歯科医院で働く歯科衛生士の仕事はこれだけではありません
掃除・患者さんの予約調整・ディーラーさんとのやりとり等
また雇い主の歯科医師によりさらに感染リスクが高くなる恐れもあります
歯のクリーニング
超音波の出る機械でお水を出しながら歯石をとります。

歯科衛生士さんがいつもやってくれるやつだね

これって目に見えない飛沫がめっちゃ飛び回っているんだよ
この超音波でお水をブルブルと震わせて細かい空気の泡を作り出していて、このとき目に見えない小さな飛沫が飛び散っています
大概は歯茎に炎症ある状態なので出血しさらに感染リスクが増す状態
顔や髪の毛を筆頭に全身に飛沫した唾が飛びまくっている状態です
自ら感染しに行っていますね

ちゃんと次に使う患者さんにその機械消毒してくれてるよね?

使いまわしの医院があるのも事実。歯科医院は患者にとっても感染リスクが高い場所!
またクリーニングは不要不急の作業で今すぐしなければいけない人なんてほとんどいません。
歯科医師は治療。歯科衛生士は予防。
仕事内容が違うので歯科衛生士は今のところ出勤しなくても大丈夫なのですが。。
使用後器具の洗浄・滅菌作業
使用後の器具を片付けは歯科衛生士が行います
器具には唾液・血液がべたべたと付いていて、感染ゴミ・抜いた歯・金属の詰め物・注射針・メスをそれぞれ分別し、そこから洗浄作業へ
歯科医師はこの作業は基本的に行いません。
患者が座るチェア周りの掃除
治療台のあのイスもきちんと掃除をしています
うがいをして「ぺっ」と出すあの部分
激しいうがいをする人もいるのでしっかり洗います。
またあのイスの機械にはお掃除した血液や歯石をよけておくゴミ箱みたいなのが設置していて、そこもきれいにしています
歯科衛生士・歯科助手が行います
清潔・不潔の意識の差
医院によっては歯を削るタービンの使いまわし、きちんと消毒せずに次の患者さんを迎えるとこも結構あります。

私がいたところの歯科医院でほとんどのサプライを消毒・滅菌していなかったところもありました。すぐに辞めさせられたのですがそれでよかったです
▽コロナで歯科医院にうんざり。異業種が求める歯科衛生士とは?▽
歯科医師のアシスタント
「ウィーン」とタービンで歯を削るとき、歯科医師にも飛沫は飛んでいますが、目に見えない飛沫も飛んでいます
日本歯科衛生士会では歯科医師のアシスタントを行うときでも新型コロナウイルスに対する防護の必要があります(画像)

画像引用:メディカルサラヤ
ガウン・エプロンをしている歯科衛生士はほぼ0に等しいのではないのでしょうか
Twitterで「歯科衛生士 コロナ」と検索するとその実態が浮き彫りになります
まだまだありますが、グローブの使いまわし、普通のマスクで挑む診療、休みたくても休診にならない等、感染リスクが高いまま働いている歯科衛生士がほとんどだと思います。
歯科衛生士は休みたくても歯科医師側が休ませてくれないので出勤している状況が続いています
厚生労働省が歯科医師によるPCR検査を実施検討をしています。
口腔内の範囲を超えて鼻やのどの検査を特別に許可するようです。
今までやってきていない作業を専門外の歯科医師にさせるのは不安
歯科衛生士に感染リスクが高まる仕事がふりかからないでほしいですね